高次機能障害

は、脳神経看護に携わる中で、よく耳にする言葉だと思います。看護師、リハビリの先生、医師などが関わり、その方の日常生活行動(ADL)や社会復帰にも関わってくる能力です。まずは、高次機能のいろいろを見ていきましょう。

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高次機能

とは、人間が持っている認知・言語・判断・記憶・注意力・情動などを統率している大脳で行われる働きのことです。頭部外傷、脳卒中、脳腫瘍など脳に障害が起こってしまうと、障害の大きさや程度にもよりますが、これらの働きが障害されてしまいます。

現れる障害

によって、今後の生活に大きくかかわってきます。特に、仕事復帰を目指している患者さんにとっては仕事の内容によっては業務をこなすことが難しい場合もありますので、早期リハビリ介入が望ましいのです。

仕事に復帰しないにしても、日常の生活が今までと違いスムーズに進まなくなることもあります。

高次機能障害の回復

には時間と忍耐が必要です。リハビリテーションも必要になってきます。すぐに取り戻せる機能もあれば、なかなか回復に向かわない機能もあり個人によって様々です。

脳も頑張っているんだけど、当事者が1番苦労を抱え悩みを抱えていることを忘れないで関わってあげたいですね。

今日はここまで。次回は高次機能の一つ一つを説明、看護介入を話していきます。

お読みいただきありがとうございます。

看護学生の頃にくも膜下出血の患者を受け持ったことから始まり、患者さんやその家族への看護ケアの奥深さや楽しさに魅了されたしまった脳神経看護に携わって10年以上の看護師です。アメリカに渡り9回目の看護師免許試験を受けた結果、ついに合格したがタイミング悪く就職先は見つからず泣く泣く日本に帰国しました。海外派遣を経験しましたが、脳神経看護での看護の質と患者さんとその家族のWell-beingに貢献したいと決意し、専門看護師を目指して絶賛勉強中の身です。 看護以外にも熱中しているものがあり、看護師免許を取った同じ年にスキューバダイビングを始めて今はダイブマスターにまで昇格。その他にもハイキングやアクロバティックなど身体を酷使することが好きなアクティブなライフスタイルを過ごしています。大胆な行動に周りからは引かれていますが、そんなエネルギー溢れる生活が好きです。よろしくお願いいたします。

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