脳神経看護が好きになる

脳神経看護の魅力がつまった看護師によるブログ

このサイトについて

脳神経看護に携わる看護師の方々に向けた、脳神経看護の情報発信ブログです

10年以上携わった脳神経看護の経験から得た看護ケア、観察ポイントなど幅広い看護の世界を届けていきたいと考えています。

脳神経看護の知識や観察ポイントはもちろんですが、看護ケアの楽しさをお伝えできればと考えています。私の今までの臨床での看護経験からの情報発信ですので、個人的な解釈があり、完璧とはいえません。

みなさまからのご意見、疑問点、ご指摘などお待ちしております。これからも学びを深めていきたいと考えていますので、どうぞ気楽にお付き合いください。よろしくお願い致します。

ニューロサイエンス看護とは

脳神経看護です。脳と聞くと、避けたくなるような分野かもしれません。お勉強が大変そう、体力的にもしんどそう、などイメージを抱く看護師さんもいるでしょう。実際に看護をしてそのように感じることも少なくないと思います。

身体と心の中心である脳、司令塔である脳とそれを伝える神経。少しの脳へのダメージでも症状が出てしまいます。一度破壊された脳は完全に元には戻りません。シナプスが繋がって、徐々に回復しますが、脳のダメージ部位、どれくらい破壊された程度によりますし、個人差もあり、回復に相当な時間もかかります。

私が脳神経看護を通じて、学んだこと

患者さんを診ること、感じること、患者さんができることを探すこと、少しでも日常生活行動ができるようになるために援助することでした。その結果として、患者さんの状態が良くなっていくことを看護ケアを通して自分のことのように嬉しく思います。患者さんだけでなくその家族が介護してくれる人の支えも重要だと感じています。その人たちがこれからどうしたいのか、どう生きていきたいのかを感じ考えていけるような支えをこれからもしていきたいと感じています。

急性期から慢性期までの患者さんに携わった経験の中で

日常生活における看護ケアを最大限活かすことできるのは脳神経領域だと感じました。そして、看護師としてのやりがいもでてきます。それに伴い、脳の機能や解剖に興味を持ち始めると、もっといろんな発見が出てきました。さらには、脳神経疾患を抱えながら生活を送る患者さんや家族を理解することで観方が変わりアプローチが変わります。

脳神経疾患発症後の患者さんや家族がどのように生活したいのかどう病気と向き合っているのかということに着目することでその人の健康の目標が見えてきます。人生が大きく変容してしまう脳神経領域の病気、患者さんや家族に寄り添い共に支えあっていく、それが脳神経看護です。

多くの脳神経看護に携わる方々と繋がり、脳神経看護に貢献できるように日々学んでおります。

よろしくお願いします。